ボーカリスト?

明日は、スーパーガリッシュというつんくプロデュースのYOSAKOIソーランのオフィシャルソングを唄う謎のユニットのCDが発売されるのですが。謎と言いつつ、誰が歌っているのか聞けば「一聴瞭然」なんですがね。 それだけではなく、7月には2枚目のセルフカバーアルバム発売、そして8月は恒例イベントとなりつつある、ディナーショー行脚。 「久しぶりにつんく周辺が賑やか」 ですが、必ずしも嬉しいわけじゃありません。
連発される仕事に対して納得しているわけじゃないから。 確かに、今となっては貴重となってしまった彼の歌声に触れるまたとない機会です。CDしかりディナーショーしかり。

つんくが手がけたものはとりあえず買う

このファンの態度が、現在の彼の状況を生みだしてしまったのではないかと思う。 だから、私はCDも買わない。ディナーショーにも行かない。文句を言うなら、態度で示せーこれが今の私の彼に対する方針。賛同してくれるメイトの娘がいたら、嬉しいんだけど。 今の彼に3時間弱、29000円もの価値があるとは到底思えない。仕方ないとも思う。 たとえ、ひとりもファンがいなくなっても、仕事ができる環境を手に入れてしまったのだから。 もともと、五月蝿いファンは好きではないし、ファンに媚を売る必要がないなら、そうしたいひとなのだろう。
 けれど、「音楽家・総合エンターティメントプロデューサー」という最近の肩書きに違和感を覚えるのは事実だ。 一体、今の彼のどこが「音楽で勝負している」というのだろうか?音楽で勝負しているという姿勢が少しでも感じられるのなら。私はCDを迷わず購入するはずである。 「新曲」が作られたのは、2002年の2月が最後である。
 さて、こんだけグダグダと書き綴りつつ、ふと魔がさして、TAKE1借りてきました。 思えば、この作品から私の「不買運動」は始まった。 HMVで試聴して、琴線に触れるものがなかったから、購入を見送った。今、もう一度聞いても感想は一緒。 「悪くはないが、買うほどでもない」 そんなわけで、ボーカリストとしての彼を再考してみる。

01 TOUCH ME#1
ソロデビューした時の作品。CDの最初を飾るにはふさわしいナンバー。けど、私は#2が一番好きだけど。
02 Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜 03 ここにいるぜぇ!!
いずれもモー娘。のカバー。「本家の俺が歌うぜ」という意気込みがびしばし伝わってきます。が、本音を言えば、ちょっと暑苦しい気がする。つんくの声って言うのは、もともと「楽器」みたいなもので、それ自体が特徴を持つので、あまり小細工せずにサラッと歌った方が、気持ちよく音は響く。個人的な好みもあるだろうけど、地声で歌ってしまうのは勿体無い。
04 なんでやねん 心配せんでもええ
ご存知の方はご存知でしょう。セブンHOUSEのラストシングル。故に、この曲をカバーすると聴いたときは、複雑な心境になったひともいるのでは?私もその中のひとりです。 つんくはこの楽曲が大のお気に入りで、当時プッシュしまくっていました。 よって、気合入れて歌っています。もちろん、つんくのほうがケンジより歌はうまい。けれど、本家本元のセブンHOUSEの勝ち。02、03と理由は一緒で。声の美しさ(私が思っているだけですが)が生かされていない。だから、歌詞の持つ繊細さが表現されていないんだよね。 それとも…もう、こういう歌を唄って心を響かせられるほど若くはないってことかな。
05 LOVE〜抱き合って〜
04のセブンHOUSEとの合作ナンバー このCDに収められてるトラックの中ではやっぱり、群を抜いていると実感。そうそう、こういう風に唄えばいいんだよ…とつっこんでました。
06 愛の唄
チョナンカン(草なぎくん)が唄っていたナンバ− これは予想外によかった作品。自分のためのアレンジが生きて、セルフカバーがうまくいった好例。ただ、在日じゃないかと噂がある彼だけに、どうもそのことを考えると気になって気になって仕方なかった(発音はたどたどしいけどね)
07 ひとりぼっちのハブラシ
桜庭裕一郎のアノ曲。ライブでもお馴染みのナンバー。 これは色んな歌唱法が一度に味わえてよかった。 似たような楽曲のはずなのに、なぜこれはアリでなんでやねんはナシなんだろう。軽く歌うのが一番だなー。
08 すっごいね!
歌詞が好き。なので、判定不能。こう考えると自分のために作った曲がやっぱり、一番。
09 略
10 草原の人 美空ひばりが作詞をし、あややが歌ったもの。 全く期待していませんでした。エッチぃ歌でもないし。 けど、妙によかった。あややつんく は確実。 つんくの方が歌詞も把握しているし、聞かせどころもわかっている。何より、裏声がたっぷり堪能できたのがよかった。
11 LOVE〜Since1999〜
原曲ではあゆとデュエットしていますが、今回はモー娘。の高橋が相手をしています。あゆ好きだから、原曲も好きだけど。 モー娘。だということを忘れたら、高橋の声は悪くないです。むしろ、作品としてのバランスを考えたらこちらに軍杯が上がるかも。これも期待してなかったけど、よかったタイプ。
12 明日が来る前に この曲でCDが終わるのが彼らしいなと思いました。

以上。異常なくらい熱く語ってみた。 キモくてすいません。

TAKE1

TAKE1